2011年6月13日月曜日

ホームの製作(2)

 整形した積層スチレンボードの側面へ、グリーンマックスの石垣を切断して貼り付けていきます。

 カーブしている部分は裏面を切り欠いて、なじませます。

 0.5mm厚のプラ板を貼り付け、石垣部分とホーム上面の高さを合わせて平滑にしたら、筋彫りで隅石を表現した1.2mm厚のプラ板を貼り付けます。曲線部分は隅石部分だけを貼り付けたのち、ホーム表面になるプラ板を現物あわせで貼り付けました。パテで隙間を埋めて乾燥を待ちます。

 乾燥後にペーパーがけして、仕上がりを確認して見ます。

 手間をかけただけあって、隅石の効果も抜群と自己満足…してないで高さも確認して見ましょう

 おおおおおっ!!これまたイイ感じ!!既製品と比べてみてください。

 隅石の筋彫り中は我ながらうんざりしかけましたが、手間に見合った効果はあったようです。このホームの高さを整理すると、ホーム表面1.2mmプラ板+ホーム中層0.5mmプラ板+あんこのスチレンボード3mm厚×3枚+ホームの位置決め&支持板0.5mmプラ板=ベース面からのホームの高さ11.2mmとなります。

2011年6月11日土曜日

ホームの製作

ホーム製作のために、タミヤのスチレンボード3mm厚を買ってきました。Tomixのミニホームセットを型紙にしてプラ板へ罫書き、切り出しラインを決定します。



同じサイズに3枚切り出して貼り合わせ、車両走行に支障がないか確認します。





特に注意が必要な両端のカーブ部分は目標よりやや大きめに切り出して、確認しながら削るという、手間はかかるものの確実な方法を採りました。

2011年5月14日土曜日

電気配線

 このレイアウトでは、本線と側線の2系統の給電になります。線路を小釘で固定して、走行電源の配線を行います。


DCフィーダからの配線を下に逃して


100円ショップで買った固定具で


固定しました。ポイント駆動線はガムテでまとめておきました。


スイッチボード裏面。半田付けが下手なだけでなく、鏝を振り回しているうちにボードを溶かしてしまいました0rz


側線の最末端部分。片ギャップを設置して2列車(2動力車)留置を目論む。

 自分でも設置すべきか迷った部分ですけれど、S280レール1本で済むところをS140レール2本を敷設して片ギャップを設けて、2動力車留置を目論んでみました。末端部はTomixのジョイントを引き抜いて、電源コードを半田付けしたKATO固定式線路用のジョイントを差し込みました。かなり不恰好ですが、この上に車止めを作って、カモフラージュする予定です。

 さて、DCフィーダをどのように処置しましょうか。レールへの給電を確保しなければならないので、むやみに塗装するわけにはいきません。実感と模型の両立を求めて悩みは続きます。

2011年5月9日月曜日

線路を塗った

 ようやく線路への塗装が終了しました。溶剤を浸した綿棒でレール踏面(上面)を拭き取り、さらにレールクリーニング液で仕上げておきました。ボード上にプランどおりに敷設し、実際に車両を走行させて導通に問題がないかチェックします。問題がなかったので、塗り残したジョイント部分へ塗装を施して仕上げにします。


ジョイント部分が未塗装の状態(左)と、塗装後の状態。車両正面のすぐ下にジョイント部分がある。

 かなり手間がかかりましたが、効果は覿面です。レール踏面以外の反射が抑えられて雰囲気が良くなりました。また組み立て式線路特有の目立つジョイント部分、これは導通を確保するために仕方のない部分がありますが、これが目立たなくなったことも雰囲気向上に役立っています。
 多くの模型ファンのホームページやブログを参考にさせていただいて製作を進めていますが、レール塗装後の処置にサンドペーパーで磨きだす手法を取っている方がおられました。磨きだした後の塗料カスの清掃を入念にすることが必要とあり、手数の面のほか、施工者の好みと考え方が反映される部分でしょう。安いとはいえ、今回だけで綿棒を10本以上消費しました。幸い購入した綿棒の軸が紙製でしたので、使用した綿球部分を鋏で切り落として紙軸に溶剤やクリーニング液をしみこませて、ポイントのクロッシング部分(分岐したレールが交差する部分)など、綿球では落としにくい部分の拭き取りに使用しました。

 テストランは快調です。しかしレイアウト製作は始まったばかり。レールの雰囲気が向上したとはいえ、お座敷運転に毛が生えた程度でもたもたしていられません。人呼んで「ベニヤ平原」からの脱出を目指しますが、夢は広がる手は進まずです。

2011年5月4日水曜日

ホームの高さ

 線路を塗装しながら、建設方針を検討します。

 駅を設置するので、当然プラットホームが必要になります。Tomixファイントラックを使用しているので、ホームもTomix製品を使うのが最も簡単です。

 実際のホームの高さを調べてみると、国鉄~JRの場合、電車専用ホームで1100mm、その他の旅客ホーム920mm、未修繕ホーム760mmとなっています。ここで気をつけなければならないのは、このホームの高さはレール面を基準にしているという部分です。模型のホーム建設にはレール面からの高さと基礎(レイアウトボード)からの高さの両方を考慮しなければいけません。Tomixファイントラックの高さ(道床+レール)はおよそ6mmでしたので、日本型Nゲージの縮尺1/150を考慮すると、未修繕の低いホームのレイアウトボードからの高さは11mmでよいはずです。

 …はずなのです。実際のところNゲージのような量産模型の場合、部品の共通化を意図して、実物の車輪のサイズ(直径)の違いを無視しているようです。レール、ホーム、車両を全てTomix製品で比較してみました。

JR西日本キハ187


樽見鉄道ハイモ295-315


国鉄キハ02


 どれもホーム高さとドア下端がほぼ同じ高さになります。バリアフリーが推進されている昨今ですが、やっぱり汽車に乗るときはホームから、よいしょよいしょと登りたいものです。

 最適なホーム高さを求めて模索は続きます。

2011年5月3日火曜日

線路を塗る

 使用するレールが決まりましたので、塗装を開始します。Tomixのファイントラックは非常に良い出来ですが、この後のバラスト(砂利)散布で大半が隠れるとはいえ、グレーの色調は目指すローカル線の雰囲気にしっくりきません。実物では補充と突き固め、入れ替えを行うので、そういう部分があっても良いことは良いのですが、気分の問題です。そして何よりレールの塗装です。車輪が乗る踏面(とうめん)部分はもちろん光っているのですが、側面部分は錆色か埃と油で黒くなっています。さあ、やってみましょう。

 まず最初に道床部分に、タミヤのアクリル塗料XF-52(フラットアース)を筆塗り。次にレールに同じくXF-64(レッドブラウン)を筆塗り。


手前から塗装前、フラットアース、レッドブラウンを塗ったもの。

 一部は確認のためにさらに作業を進めて、枕木へX-1(ブラック)を塗って、踏面を溶剤でぬぐいました。



 雰囲気が良くなります。写真で見るとむらが目立ちますね。後でタッチアップしましょう。


左から右へ作業が進行した状態。右側レールの先端部分は金属ジョイントで接続して導通させるため、塗装しない。

 道床部分のフラットアースはバラストで隠れてしまうので、必要ないかもしれません。手早く済ませるには全体にスプレーでレッドブラウンを吹いて、枕木塗装、拭き上げがよさそうです。ちまちまと筆塗りでレール塗装が続きます。

2011年5月2日月曜日

基礎工事

 プランが決定したら、電気配線に取り掛かります。


 ピンバイスでコードを通す穴を開けます。フィーダ線は配電部を経てからパワーパックへ接続するので、専用のコネクターは後でカットします。ですからコード2本分の小穴でよいのですが、ポイント駆動用はコネクターが通るサイズにしないといけません。コネクターにつばがついていて、さらに大きい穴が必要なことがわかりました。機構上必須というわけでもないようなので、つばをニッパーで切り飛ばして対処しました。


黒いのがカットしたコネクター、白のフィーダ線のコネクタと同じように、つばがついていました。


防振ゴムを貼り付けました。


アングルとプラ板で


配電用のスイッチボードを作りました(仮止めなのでネジは2本だけ)。

2011年5月1日日曜日

レイアウト製作再開の巻

 長らくご無沙汰になってしまいました。以前製作に着手していたレイアウトは曲線の強さのため、ベースボードがフレキシブルレールの反発に負けてしまい、歪んでしまいました。

 そこで今度は、しっかりしたベースボードと、カーブの作りやすさを並立させるべく、写真用全紙パネルとTomixミニカーブレールを使用したプランに切り替えました。手持ちレールと、買い足したレールを使って出来上がったのが、コレです。


 写真の上側に駅を設けて側線と引き上げ線、下側の引込み線を利用して、2列車を交互に運転できるようにしました。安全側線にも見える引き上げ線は本線エンドレス(周回線)から給電が不可能ですので、本線と側線の間にギャップを切って、本線と側線の2系統給電にします。


レールを通じて給電するための金属ジョイントと、絶縁する樹脂ジョイントの部分です。

 プランが決まったとはいえ、ひとまずレール敷設が続きます。