今年開業120年を迎えた横須賀線。歴史の長さが関係あるのか、ちょっと変わった駅があります。
有名なのが『階段が無い』横須賀駅。『改札口までホームが300m』北鎌倉駅。そして、今回
紹介する『トンネルに挟まれた』田浦駅。軍港横須賀の北の玄関口として作られました。今も
自衛隊横須賀病院の最寄り駅で、自衛隊や米軍の施設が多くあり、少し離れた京浜急行安針塚駅も
「軍需部前」という露骨な駅名で開業しています。
昔は列車編成が短かったのですが、需要にこたえるために輌数を増やしホームも伸ばしているうちに、
トンネルにぶつかりました。トンネルの口と口の距離、百九十数メートル。
11両編成の電車は1輌目全部と2輌目の一部をトンネルに突っ込んで停車します。
横須賀線を走る10両編成以上の列車は、トンネル内の車輌のドアを閉めたまま、ほかのドアの開閉をする
切り替えスイッチ(通称:田浦スイッチ)を装備しています。ほかの駅で誤作動して大騒ぎになった
現場に出くわしたことも、いい思い出(!?)です。
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