さて旅行を存分に楽しみましたが、そろそろ宿を決めなければなりません。一計を案じ
磐越西線のあかべぇ電車に乗ってみます。目指すは15kmほど離れた温泉地「磐梯熱海」。
16:57分磐梯熱海駅着。おあつらえ向きに「駅事務所で宿泊ご案内します」とあります。
ネットや電話での予約ももちろんしますが、今回の場合いわきでの宿泊も考えていたので、
ほとんど飛び込みの形になりました。気ままな一人旅にも限度はありますが、よく使う方法です。
駅やバス・タクシーの営業所、観光協会や旅館組合の案内所は観光客への顔で、地元業者とは
持ちつ持たれつなので、顔を潰したりするようなことはまずありません。
降車客を見送ってから、出改札の駅員さんにお願いしてみます。
「今から宿をお願いできますでしょうか」
「ちょっとまってくださいね(何だコイツ胡散臭い・・・)予算はどれくらい?」
「お酒も少々いただいて、ぬ万え千円ぐらいで済むといいのですが・・・?」
急に活き活きと電話をかける駅員さん。そんなに貧相に見えましたか?それなりに温泉旅館を
楽しむにはこれぐらい見ておいたほうが良いと、思っただけですが・・・。
「磐梯熱海駅デスお世話になってます。今からお一人、ウンウン、ぬ万う千円ネ」
「それでお願いします」
磐梯熱海駅
私も接客販売が長いのでよくわかります。こんな上客逃すものかという勢い。観光地の駅は
それほど儲かりません。大体のお客はあらかじめ切符を買ってくるからです。帰りに新幹線などの
特急券を売るのが精一杯なのです。それでも観光地の顔として地元と観光客に喜んでもらおうとする
喜びが奮い立たせるのです。私の身なりが貧相なだけで、実に立派な駅員さんです。
話がまとまると駅員さんは窓口を出て案内してくれました。駅からはっきり見えます。
栄楽館 http://www.eirakukan.jp/
予備知識無しで来ましたが、『おもてなし』に独特のやり方で力を注いでいるようです。
「これは生半可ではない」去年の冬に泊まった
雲仙観光ホテルhttp://www.unzenkankohotel.com/
のような歴史の重みはありませんが、もてなす心では負けていないでしょう。
なにはさておき温泉です。早速着替えて・・・えーと、窓を開けると正面にはまさに山紫水明。
下には・・・磐越西線!うぬぅ(知人に、プロのお勧めだけのことはあると言われました)。
風呂~~メシ~~。そして、時刻表を確認してまたお風呂~~
7階の露天風呂から磐梯熱海駅が見えます。鉄道旅行中ですから、鉄道に生活を制限されるのですが、
まさか風呂までとはwwwwよもや全裸で電車を見送ることになろうとはwwwwぱらだいす~!
2009年8月27日木曜日
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